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入居者からの要望とその対応

2011年06月号

5月27日 19:30
(今日も何事もなく無事に1日を終える事が出来そうだなぁ)と安堵感に浸っていた時、1本の電話が鳴りました。
「はい、東郊住宅社です」
電話の主はとある管理物件1階の店舗からでした。
「すみません、天井から水が・・・」
小雨の降りしきる中、私と後輩社員は車で現場に向かいました。
車から降りて小走りで店舗に入った瞬間の光景はまさしく滝!!白糸の滝が何故ココに!?
急いで真上の部屋を訪問。
「下にすごい量の水が漏れてきているのですが、何か変わった事はありませんか?」
「いや、大丈夫ですけど・・・でも、水が流れているような音はどこからか聞こえています。」
一応室内に入り確認したが、特に変わった様子はない。その時、さらに上の階に行っていた後輩社員から「大変です、玄関ドアの隙間から水が流れてきています!」との声が。
私は階段を駆け上がり、インターホンを押す。
ピンポーンピンポーン・・・応答は無し。
(なんでこんなに大量の水が流れ出ているんだ?洗濯機の給水ホースでも抜けたのだろうか?)などと考えながら、私は玄関横のパイプスペース内にある水道の元栓を閉めた。
これで水は止まるだろうが、さてどうしたものか。


とりあえず会社に電話して状況を報告し、入居者に連絡を取ってもらうよう話しをした。
私は一度1階の店舗に戻り今分かっている状況を説明した。
程なくして会社から連絡が入り、入居者はこれからすぐに仕事場から戻るとの事だった。幸いにも入居者の職場は5分くらいで戻れる距離のようだ。
私はもう一度最初に訪問した2階の部屋へ様子を見に行った。先ほどは何ともなかったが、天井から僅かに水が染み出ていた。
1階のようにひどい状況ではなかったので、何かしらの理由で2階を抜けて直接1階へ水が流れてしまったのだろう。




3階へ上がったところ、入居者が帰ってきていた。
「すみません、台所の水が出っぱなしだったようです。」入居者は申し訳なさそうにつぶやいた。
室内を確認したところ、床一面に水たまりが出来ている。深さは2~3cmといったところだろうか。靴下を脱ぎ、ズボンの裾をめくり上げ廊下を進んでいく。
廊下を抜けると原因となった台所にたどり着いた。

シンクには水が溢れんばかりにたまってる。
(何故こんな事に・・・)
そう思いシンクの中に目をやると、茶碗などがたくさん置いてある。そしてさらに奥の排水カゴで目が止まった。
(なんて事だ、ゴミ取りネットにゴミが詰まりすぎているではないか!)
そう心の中で叫び、私はたまっている水の中に手を突っ込み、排水カゴを持ち上げた。これまでの鬱憤を晴らすかのごとくたまっていた水が排水口へと飛び込んでいく。
この水漏れ事故の原因を特定する事は出来た。
しかし、ここからが大変だ。
この床一面にたまった水をどうにかしなければならないのだ。
さすがに私と後輩社員の2人だけではどうにならない状況なので、再び会社へ連絡する事にした。

もう会社の営業時間も終わり、シャッターを閉めている時間だったので、社内の人間全員が現場へ駆け付けた。
合計7人、数は揃った。


その後は3階と1階店舗にたまった水をモップやら雑巾でひたすら水を掻き出したり吸い取ったりして、その日の仕事を終えました。

今回の一番の原因は、ゴミ取りネットの詰まりでした。
ちゃんと取り替えてあれば、たとえ水が出っぱなしになったとしても、きちんと排水されて今回のようにはならなかった事でしょう。
ちょっとした事を怠った為に、大きな事故へと繋がってしまいました。





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